高周波温熱治療器「インディバ」とは
「インディバ 」とは?
「インディバ」とは「industria i barcelona」、直訳すると「スペインの産業」というような意味合いになりますが、
スペイン・インディバ社が開発した高周波温熱機器の総称になります。
「インディバ 」というのは施術方法ではなく機器そのものの名前です。
スペイン・バルセロナに本社を置くインディバ社で、電気メスの発明者であるホセ・カルベット物理医学博士博士によって1983年に開発された
電磁波エネルギーによる高周波温熱器です。
「戻し電極」と呼ばれる電極板と「エレクトロード」と呼ばれるさまざまな形状の電極で体を挟み、
2つの電極間に大容量の高周波を限りなく安全に透過することによって
体内の全ての生体細胞分子に微弱な振動を発生させます。
この 人体でほぼ感じることのできないほどの非常に小さな振動による刺激により、
生体細胞の活性化や修復の促進が行われていきます。
あらゆる高周波機器・超音波機器がこの原理を利用して人体への施術に使用されておりますが
その中でもインディバ が使用している周波数(0.448MHz)は人体の生体細胞に対して大変に効率よく影響を与え、
かつリスクが限りなく低い周波数として世界中で認知されております。
インディバと他の高周波機器との大きな差
歴史ある医療機器だからこその安全性
スペイン・インディバ社でインディバ 機器が開発されてからすでに36年の月日が経ちました(2019年現在)。
医療用に開発されたこの機器は、海外のほとんどの国ではクリニックなどの医療施設でしか使用できないのですが
日本ではありがたいことにエステティック機器としても認められ
当店でもインディバでの施術が可能となっております。
最も高い出力の機種では最高出力は200ワットで、このレベルの高周波をここまで安全に出力できるエステティック機器はそうないでしょう。
高周波を使用したエステティックは毎年のように新商品が発売されていますが、
高出力になるほど危険性(やけどのリスク)は高まり
「安全性と効果の高さ」のバランスが重要視されております。
インディバ機器はどの高周波エステティック機器よりも高い出力で安全にトリートメントを行えるという点が最大の特徴となります。
この周波数以上にを見つけることは未だ難しいとされていることでしょう。
0.448MHzの電気的刺激による細胞への影響を与えられる
インディバの開発者ホセ・カルベット氏は、この0.448MHzという周波数の高周波が
人間の生体細胞へ安全かつ強力な活性化をはかる最適な周波数であるとしております。
そしてインディバ社は、この 大変に細かい数値の高周波を、安全に安定して生体へ使用できる特殊な電気回路に対して国際特許を取得しております。
0.448MHzという数値は高周波の中で中波という領域に分類され、大変に微弱な刺激であるため
人体へのアプローチで刺激や振動を感じることはほぼございません。
そのため 細胞を傷つけたり痛みを与えることなく、活性化や修復の促進に働きかけてくれます。
インディバによる温熱の効果
また、この高周波での刺激で細胞間で摩擦熱が生じることによる温熱効果も
インディバ 施術による お身体への大変重要な効果の一つでございます。
インディバ をかけるととにかくお身体がぽかぽかと芯まで温まることがご実感いただけることと思いますが、
これは温泉や岩盤浴などのように外部から熱を加えて細胞の温度をあげるのではなく
「ジュール熱」という摩擦熱によって直接人体の各組織の温度が上昇することによります。
中でもインディバ社が特許を持っている「抵抗性電移法(通称レス)」では
身体の表面から一番遠い場所(深部)にリスクなく効率よく影響を与えることができるため、
外部からではなかなか温度をあげることのできない内臓に対しても、短時間で温熱の影響を与えることができます。
そして その場しのぎの温熱効果ではなく、
同時に細胞そのものの本来の機能を回復させることで「冷え」や「むくみ」といった、改善しにくい症状そのものをなくしていく
『本当の体質改善』を行なっていきます。
インディバには 2つのモードがあります。
抵抗性電移法(Resistive Electric Trasfer)=通称レス
抵抗値の高い高周波を体内に一気に透過するモードです。
これにより、身体の表面から一番遠い部分(深部)に短時間で深く影響を与え、
通常のエステティックトリートメントではまず効果の出せない
- 内臓全体
- 内臓脂肪
- 神経細胞
- 骨・深層筋肉
などに対しても短時間で速やかに活性化・修復の促進を図ることができます。
根本的な体質改善には、内臓機能全体の向上は不可欠です。
インディバ はそれを比較的短期間で実現し、冷え・むくみの改善、基礎代謝アップなどに効果てきめんです。
このレスと呼ばれるモードが、インディバの高周波機器における位置づけを絶対的なものにしたといってもいいでしょう。
この電位法の仕組みはあまりに高度なようで、他のどの高周波機器にもこれに類似するものはありません。
容量性電移法(Capacitive Electric Transfer)=通称キャパ
容量の多い高周波を体内に透過するモードです。
レスが身体の深部に働きかけるのに対し、キャパはもうすこし浅い組織に働きかけるモードです。
主に皮下脂肪やセルライトの溶解に最も効果を発揮し、ボディメイクを得意とします。
レスモードと違い 常にお身体の表層部分をなめらかに円を描くように肉を捉えながらトリートメントを施すことで、大きなマッサージ効果も得られます。
またレスのモードで体内の血流を良くしたあとで施術を行うことで、徹底的に代謝を高める機能も持っています。
- セルライトを改善
- むくみの解消
- たるみの改善・リフトアップ
などに欠かせないモードです。
インディバ施術の効果
定期的なトリートメントにより、体内とプロポーションの改善などを期待できます。
新陳代謝がよくなり、基礎代謝量アップ
基礎体温が1℃上がると、基礎代謝量は30%上がるといわれています。
60兆個以上あるといわれている人間の生体細胞全てを活性化して
本来の活動ができるようにすることで、全身の基礎代謝量も上昇します。
基礎代謝量があがれば当然基礎体温も上昇します。
基礎体温が常に35度台という方にはとくにおすすめです。
冷え性・むくみ症の改善
血行の改善をすることで冷えをなくし、
リンパの流れを改善することでむくみを解消していきます。
体内の循環を整えることでお身体の全ての機能が健康に活動できるよう改善していきます。
不規則な生活や老化で低下した内蔵機能の改善
全ての内臓が本来の仕事ができるよう、細胞そのものの力を引き出します。
特に胃腸へのケアで便秘や慢性の下痢の改善、肝機能・腎機能に効果が高く見られます。
婦人系の機能向上
加齢やストレスの影響を受けやすく、ケアのしにくい婦人系の機能向上に。
PMS・生理痛・生理不順・不妊・ホルモンバランスの改善に婦人科でも使用されています。
ダイエット・メタボ解消に
セルライト化や肥大化した余分な皮下脂肪・内臓脂肪を活性化し、
運動などできちんと燃やせる質のいい脂肪に。
また、インディバ の高周波は脂肪細胞の分化を抑制することが学会で報告されています。
脳細胞の活性化・毛根の活性化
頭皮への直接施術で毛根や頭皮全体・脳細胞まで活性化していきます。
睡眠障害や慢性の頭痛の緩和にも。
改善しにくい肩こりや腰痛に
その場しのぎの痛みの緩和ではなく、マッサージなどで届かない深層筋や神経までアプローチ。
力づくの施術でなく、人体で感じないほどの微弱な高周波の刺激によるケアですので、痛みや辛さを感じることはなく、揉み返しのような痛みが残ることもございません。
痛んだ筋繊維や神経の修復を促進し、本来の正常な状態に回復していきます。
手技を組み合わせ根本的な解決をはかります。
しみ・しわ・たるみ改善
細胞の劣化・老化を最小限にし、肌細胞を支える筋肉・血管・リンパまで一気にアンチエイジング。
お肌や肉を本来の位置まで戻すリフトアップ効果も絶大です。
術後のダウンタイム軽減・傷跡の修復促進
傷ついた細胞の修復の促進をする効果が高く、スポーツ医学の現場では20年以上前から骨折やねんざ等の怪我の早期回復のための治療に世界中で使用されています。
手術後のダウンタイムを軽減し、やけどやケガの傷あとを早く目立たなくします。
脂肪吸引・豊胸手術・美容整形手術のアフターケアにも広く使用されています。
インディバは 医療分野で30年以上前から、傷跡や手術した部位を早く治すために使われています。
またスポーツ医学でも、怪我の早期回復などに広く使われており、近年では日本のプロスポーツチーム・トップアスリートの方々も活用しております。
また、動物にも効果を発揮するため、競走馬のケアにも活躍しております。
どれも、人間誰もがそれぞれ持っている「自然治癒力」を高めることによる改善を目的としています。
温熱療法には「慣れ」はありませんので、毎日施術しても効果がなくなることはなく、むしろコンスタントにトリートメントをお受けいただくことによって、より高い効果をご実感いただけます。