スクール開催日記【1/17・18】プロ育成2Days

インディバ施術スクールは10年以上前から開催しており、
日々改良を重ね たくさんの方たちを育成しながら共に成長してまいりました。

そのなかで自身で最も完成度が高かった、8日間約32時間のコースですが
わたし自身の時間が取れず 昨年度はうんと短縮した
「2日間12時間 少人数制」のコースを開催する形になりました。

2日間なので遠方の方でも受講しやすく、もちろん料金もリーズナブルになるため、
毎回定員3名のスクールは2ヶ月前には埋まる人気で
同じスクールを受講した方同士で仲良くなって お互いのサロンを行き来したり
練習し合ったりなど、横のつながりもできていったりしており
毎月の開催も盛況に終わりました。

ただ1点、思うところとしては

「2日間で未経験の真っ白の人がプロの施術をできるようになるまではむずかしい!!!」

という点・・

当たり前ですよね💦

わたしのなかでも全ての知識と経験値を総動員して、皆さんの技術レベルに合わせたなかで
未経験→中級まで持っていけるようカリキュラムを作り込み
我ながらたった2日で3人がここまで、というところまで声を枯らしてたたき込みました。

ですが、
気軽に応募できる日数・金額ということもあってか
ほとんどのかたがサロンワークそのものも未経験・インディバを数回受けたことあるかないか・
まだインディバ機器も持っていない・開業の予定もふわっとしてて未定・独立前にサロン勤務をして学ぶ予定はない・
マッサージのスクール等に通うつもりは特にない・・
という方が多く、

結果的に 本当にサロン開業を控えている方には追加講習をしていかなければならず
この2Daysスクールの開催はこの回をもって終了しました。

もともとすでに開業している方のインディバ機器の導入時のレッスン用に作ったカリキュラムです。

今後はマンツーマンの7〜8日間のプロ育成コースがメインとなります。
詳細はお問い合わせください。

 

1/17・1/18 さいごのプロ育成2Daysコース

さて、ここからは
先週実施したプロ育成2Daysコースのレポです✨

今回は、先月の2Daysで受講予定だったユリピー(32歳)が、
本人都合で直前に参加不能になってしまったため、
急遽マンツーマンでの翌月開催となりました。

まず座学が3〜4時間

インディバ施術は大好きで、数カ所のサロンでかなりの回数通ったことがあると豪語していたユリピーですが、
座学の授業を2時間ほどすすめた段階で

「今まで何ひとつ知らないで受けてました・・
お店になにを聞いてもわからないようで
はぐらかされて教えてくれなかったので」
と。

まず最低限の知識は絶対に必要です。

他では絶対に得られない インディバに関する知識と蘊蓄をこってりと講義。

座学は動画に撮ってしまってそれを視聴してもらう手もあるんですが、
それでは人によっては理解していないのに進んでいってしまう場合もあるので、
毎回必ず直接トークします。

それと、毎回必ずアップデートをしているってのもありますね。
自分自身も毎日のように施術に携ってますから、
最近あった事例やお客様からの意見でこんなのがあった、など
常に最新の需要や症例などもおりこんでより実践向けに仕上げています。

基本の高周波のあて方

初日はお昼休憩の時に、だいたい一緒に向かいの「ミタスカフェ」で生徒さんとランチします🍴

広くて座席がゆったりしていて落ち着いたカフェですが、食事もどれも美味しくて
何度も一緒にランチに行きたい〜という生徒さんも^^

食事をしながらランチョンミーティング。
今後の事業計画やどう進めていく予定かなど、あるいは皆さんからインディバについてや経営についてなどの質問攻めになることも。

しっかり休憩した後は、いよいよ実技。

RES(レス)とCAP(キャパ)。

それぞれのベーシックな施術操作を、腹部を使ってしっかりと叩き込みます。

実は、ここが私のインディバ施術スクールの最も大事な部分。
基本のあて方がそもそもできてないから、結果に差が出るのです。

これはお金を払ってるスクール生たちに申し訳ないので書きませんが
ただなんとなく肌につけてくるくるやるだけで一様に効果出るんだったら、
こんなに技術差でませんよね。

私がバンコクで教わっていた先生(通称ババァ)は完璧なインディバ施術だった。
けど、彼女の残念なところは、それを人に教えることができなかったところ。

名プレーヤーが名監督になれるとは限らないのです。

自分ができるのと、人に教えるスキルは、全くの別物。

経験値でなんとなく上手くインディバ施術をできる人はたくさんいますが、
インディバを教えられる・育成できる人がいないんですよね、だから施術者が増えない。

この10年は人に教えるためのスキルを自分が身につけるため
それこそ教える努力も施術に負けないくらいの量こなしてきました。

そしてこの日初めてインディバのホルダーを持って
人の身体にあてたユリピーも、わずか2時間後には
私の教える正しいインディバ施術法でおなかをたどたどしくもあてられるようになっていったのです。

毎回新しいメンバーのスクール前夜は
さすがの私も酒も喉を通らず けっこう緊張して胃が痛くなります。

相手が理解して初めて教えたということになる。
一方的に伝えるだけではダメなんです。

もし生徒がどうやっても理解できない人だったら。
致命的に人の話を聞いてくれない人だったら。

たった2日間で、エステで働いたこともない人に
機械の中でも高度な技術を要するインディバの施術を教えるなんて
土台めちゃ無謀なスクールなんです。

それを、誰でも絶対に理解できるよう
かならずわかるような表現や単語と手順と説明方法を駆使して
たった2日で、そこらのサロンの半年分くらいまでの技術と
絶対にどこでも教わることのできないインディバ施術の秘訣を叩き込みます。

大きな部位の施術練習

初日に腹部で操作を練習したあとに、脚部前面の施術。
2日目は脚部前面の復習から入り、脚部後面、腰部、そして背中と続きます。

どこの部位であろうと、どの大きさのエレクトロードであろうと、
基本の操作技法でやるのみ。
部位ごとにあてる角度や出力などは違ってても
とにかく基本の操作技法でなければ結果が出ない。

とにかくしつこくしつこく、通電している全ての時間帯で
エレクトロードに全集中して正しい技法を体に覚え込ませます。

やっぱり二日間では終わらなかった

マンツーマンで2日間、時間も延長してみっちり行いましたが
やっぱり2日で取得できることには限界があります。

彼女はこのあと当社からインディバ機器もレンタルし
サポートを受けるため、
後日またブラッシュアップを繰り返していくことで、
とりあえず2Daysスクールは終了。

 

これで2daysの短期スクールの開催はひとまず終了いたしました。

反響も大きく、大変にやりがいのあったスクールでしたが
結論から言うと 2日間で伝えることのできる容量には限界がある、と。

もともとこのコースでは、すでにインディバの施術をしたことのある方やサロンをやっている方、
それ以外の場合は、わたしレベルで死ぬほど努力できる人が自力で学びとるのを少しショートカットできるように
と、
5年かかってたどり着ける技術を先に知れるように作ったコースなんです
(伝わってます?)

ですが、現状 顧客の求めるレベルもかなり上がってしまっているなかで
2日間教わっただけでは、やっぱり厳しいのです。

そして現場経験がやっぱり必要です。
どんな技術もさいごは物理的な量が絶対に必要なんです。

ですので、このあとはもう
スクールは当社で勤務する前提の子におこなうか
開業までのサポートも含めた個別契約のみにしていこうと思います。

そこんとこよろしく。